礼文島トレッキング
2017年8月11日 朝6:20 稚内港からフェリーで礼文島へ。昨日までの雨は上がったが、予報は曇り時々雨、どんよりとした重い雲が一面に広がっている。楽しみにしているトレッキングはレインウェアが必要になりそうな予感。右に見えるのは納沙布岬。
礼文島に近づくいてくると、徐々に雲が薄くなり辺りが明るくなってきた。しばらくすると雲の切れ間から青空がのぞいてきた。ほんのわずかな時間、きれいな円錐形の形をした利尻富士が姿を見せた。奇跡的。予想だにしなかった景観に心躍る。
今年は天候不順で、7月に利尻富士の山頂が見えたのは5日くらいだったとのこと。
運がいいのか悪いのかよくわからないけど。
2時間で礼文島に到着。天気を気にしながら、さっそく、トレッキングへ。
ルートは人気の高い、桃岩展望台コース 桃岩登山口ー知床 約3時間
フェリーターミナルから桃岩登山口まで路線バスで行き、そこからトレッキング開始。
最初は急な上り坂を30分くらい上る。人気のコースなのでもっと登山客が沢山いるのかと思いきや、10名くらいのパーティーが2組と、それ以外が数名。
桃岩展望台からキンバイの谷の途中
礼文島は海抜0メートルから高山植物がみられる日本で唯一の場所らしい。
花の季節からちょっと遅かったのか一面にというわけにはいかなかったがそれでも多くの花が咲きほこっている。オホーツクの青い海とのコントラストが花の色を際立たせるようだ。
元地灯台に向けて、緑と青と海風の中をゆっくりと歩んでいく。こんなにも歩を進めるのが名残惜しいトレッキングは初めて。一方で、もっと違う景色に出会いたい思いもあり複雑な心境で前へすすむ。
桃岩から地蔵岩方面
元地灯台
元地灯台からゆっくり下っていくと 終点の北のカナリヤパークが見えてきた。その向こうには利尻富士の山頂が雲の上に。
あっというまに トレッキングの終点に。11:30到着。寄り道しながら歩いてきたのでそれなりに時間がかかった。
ここは北のカナリアパーク 映画のロケ地 そういえば数年前にこの映画を観たことを思い出した。主演は吉永小百合。 満島ひかりも出演していたらしい。
ここで休憩もかねてぶらぶらして、その後、知床とは逆方向へ下っていくとバス停があり、路線バスでフェリーターミナルへ。
フェリー乗り場からちょっと歩いて香深の町へ 海鮮処かふか 漁港の直営店?でやっぱり”うに丼”を注文。 これでまたしばらく頑張れるかな
午後は定期観光バス 所要2時間 に乗って北の岬のほうへ。バスガイドさんがこの島の歴史や生活の様子などを話してくれて、楽しいバスツアーでした。お勧めです。
礼文の一番北の岬、スコトン岬。夏なのに20°で強い風が吹き続け寒い。いつもこんな風が吹いているらしい。 日本で一番北のように思うのだが、一番北は稚内の宗谷岬。
これにて礼文島ツアーが終了。 17:00のフェリーで稚内へ。 到着したフェリーから沢山の人が下船してきた。ちょうどこの日からお盆休みに入ったのに気づいて、1日前でよかった。
稚内へ着いたら真っ暗で雨が降っていた。結局、礼文島の1日だけ天気がもってくれた。その夜は、ドーミーイン稚内で宿泊。
次の日、宿の朝食がお勧めとのことで8時半ころ、ゆっくりいったら、一部の食材が底をつき受付を中止したとのこと。え!!。と思ったけどあきらめて部屋へもどりちぇくアウトの準備をして、フロントへ。朝食があきらめきれず、もう一度、フロントへなんとか食べられないかと頼み込んだら、レストランのスタッフに掛け合ってくれて、一部の食材は提供できないがそれでいいならということで、食べられることになった。どの食材が足りないのかわからないほど、豊富なメニューが残っていて、十分満足いく朝食だった。言ってみるもんだ。
このあとレンタカーで千歳空港へ 約6時間のドライブへ。途中、サロベツ原野によったが雨でよく見えず。
今回は台風崩れの低気圧が本州に停滞し、ずっと天気を心配しながらの旅だった。でも礼文島が晴れたので、満足。
ここには、もう一度、ゆっくり訪問したい。晴れているときに。