奈良漬け作り Part3

 レシピ:沼目うり 約10kg(種を取る前)

    塩:2㎏弱

    ザラメ:1.5㎏

 

今年で3年目となる奈良漬け作り。毎年、ちょっとずつ作り方を変えながら自分に合った奈良漬けを探している。

昨年の奈良漬けの反省点が2点ほどあり今年は改善できるよう取り組んでみる。

一つは、最初の塩漬けが1週間と長すぎたため、いつまでも塩抜きができず半年後にいったん酒粕を取り除いて、塩水で塩抜きをした。そのためしょっぱさは抜けたが食感が水っぽくなってコリコリといった歯ごたえがなくなってしまった。今年は塩漬けを2日間と短くしてみる。

もう一つは瓜が大きすぎて樽に漬けるときに曲げながら漬けたため仕上がりが曲がった、ままになってしまった。

今年の瓜は短くて太くなる品種の沼目うりという種類を植えてみた。昨年は白瓜という品種だった。

4月下旬にネットで種を購入し、叔父に託す。(今年も叔父の畑で栽培してもらう)

5月の中旬頃、元気のよさそうな10本の苗を畑に植え漬け育てることに。

6月の中旬にじゃがいもの収穫に呼ばれ、同時に生育状況を確認したが、まだ実も小さく収穫までにあと1か月必要

7月14日 そろそろよさそうとのことで畑に行ってみた。20個くらいの実が成っていて半分くらいは収穫には良い頃だったが他はまだあと1週間くらいこのままにしておきたかったが、今度、いつ来れるかわからないので全部収穫することにした。時期をずらして収穫できれば良いけど漬けるのも1日でつけるので妥協するしかない。大きいもので20cmくらい、去年の40㎝オーバーに比べればちょっと小さすぎたかなと思いつつ、どんな漬物ができるのか楽しみにしながら種を取って準備を開始した。

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JAに行ったらきれいな冬瓜が売っていたのでこれも試しに漬けてみることにした。

恐竜の卵みたい。見たことないけど。  

結局、これも併せて8kg(種を除いて)くらいとなった。

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7月16日に塩漬け開始。

7月18日の2日後に塩漬けからあげて、タオルで水分を除き、約5時間日陰干しを行って酒粕に漬けた。昨年は1週間と長めに塩漬けしたためなかなか塩気が抜けなかったため今年は短めにしてみた。この塩漬けの期間が長いと漬けた後の日持ちも延びるらしい。

昨年に漬けた瓜がまだ残っていたので古い酒粕をタオルでふき取って新しい粕で二度漬してみることにした。どんな味に変わるのか楽しみ。

 

後日談

今年の奈良漬け作りはひと段落と思っていたら、2週間後に叔父から瓜がまた生っているので採りに来てと連絡があり、聞いてみると前回の収穫から、そのままにしていたら成長したとのこと。行ってみると形の良いうりが20個くらいなっていた。

これを見ると前回の収穫はやっぱり早かったようで、このまま放っておくのもいかがなものかと思い、収穫して追加で漬け直すことにした。

長さは短めで太っているので樽漬けには最適なサイズ。結局、5㎏に塩1.2㎏で塩抜きを3日間して、前に漬けた樽に追加で漬け直した。

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 今年は初めての種だったの収穫時期がわからず、しくじった感じではある。でもこの品種は短めで太くて身も厚いので樽漬けには適しているように思う。